厳寒のなかで甘さを蓄える〝舞鶴いちご〟

京都・丹の国、舞鶴では、厳寒の気象を逆手にとって、甘みが濃厚な〝舞鶴いちご〟の栽培が盛んです。
舞鶴は、日本海の若狭湾に面し、夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きく、さらに「うらにし」と呼ばれる秋から冬にかけて吹くこの土地特有の季節風が、曇天と多くの雨や雪をもたらします。
そのため、太平洋沿岸の温暖な気候のいちご産地に比べて日照量が少なく、いちごの発育にとても時間がかかりますが、その分、ゆっくりじっくり育てられ、果肉に糖度を蓄えます。

〝舞鶴いちご〟は、現在、『章姫』紅ほっぺ』よつぼし』の3種類。舞鶴市内全域にある約10軒のいちご生産者が、厳寒のなか丁寧に愛情を込めて栽培しています。
一粒一粒に余韻が広がる極上の〝舞鶴いちご〟は、流通量が限られていることもあり、一般にはあまり知られていませんが、近郊の和洋菓子店が真っ先に定期購入するなど、地元での評判はとても良く、ますます目が離せない隠れ注目ブランドです。
もちろん、JA京都にのくに彩菜館 直営店には、新鮮な朝獲れの〝舞鶴いちご〟が並びますので、ぜひ、ご賞味ください。

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